原材料について

美味しい練り物をつくるために、福弥蒲鉾では原材料を厳選し、鮮度を大切にしています。練り物の「もと身」となる魚肉すり身は、それぞれのメーカーや製造時期による特徴や違いをしっかりと把握し、最適なすり身を選定。さらに、地元の漁協の方や生産者の方との繋がりを大切にし 、みずから直接出向くことでより良質で確かな素材を提供していただける信頼関係を築いています。特に「えび天」に使用しているえびと、「ロメインレタス天」に使用しているロメインレタスについては「地のもの」に強いこだわりを持っています。地元の良質な素材を使った商品に、生産者の方々の想いものせて、お客様にお届けしたいと思っています。
鮮度が命

品質管理について

福弥蒲鉾では、美味しい商品であることと同時に、安全であるということも大変重要だと考えています。製造工程においては、加熱後の中心温度80℃以上、急速冷却後の中心温度10℃以下(冷蔵商品)、-3℃以下(冷凍商品)という基準を設け、しっかりと品質を管理。品質保持のためにほかにも様々な基準を設けていますが、これらはあくまでも判断の目安でしかありません。何よりも大切なのは、商品の製造に携わる一人一人が安全に対する意識を高く持つことだと考え、お客様へ安心で安全な商品をお届けすることを常に念頭に置き、日々製造を行っています。
徹底管理

製法について

美味しい練り物づくりに欠かせない一番のポイントは、「もと身」となるすり身を練る工程です。この工程で仕上がりが決まると言っても過言ではありません。どんなに良質な原料でも、すり身を練る工程が上手くいかなければ練り物としての良さは引き出せず、粘りや弾力のないものになってしまいます。練っている間の温度や時間など、季節によって最適なタイミングが変わってくるため、それを見極める熟練の経験が必要になります。また、素材の風味を存分に活かすために、えびは一匹一匹手作業で頭を取り除く処理をし、ロメインレタスは一玉ずつ手洗いをしています。このような手間も、美味しい商品づくりには欠かせません。
徹底管理

職人について

製造工程上でもっとも重要なすり身を練る工程では、すり身の状態の見極めが非常に難しく、ほんのわずかな差でも仕上がりに大きな違いが出てしまうため、熟練度の高い限られた職人にしかできません。練り物づくり全体を理解し、実際に目で見て、手で触って感覚的にタイミングを見極められるようになるまでには、約10年以上はかかるといわれています。ただ、練り物の出来にはゴールが無く、経験を積んだ職人も日々勉強しながら、より美味しい練り物づくりを追求し続けています。
旨さを引き出す

食品開発について

新しい商品のアイデアやお客様に喜んでいただくためのヒントを得るために、練り物に限らず、なるべく多くの商品や情報にアンテナを張り、商品開発に活かしています。福弥蒲鉾としての伝統を大切にしていきながらも、これまでの練り物になかった新しい素材を取り入れて、斬新さや驚きを感じていただくこと。素材の裏側にある生産者の方々の想いやストーリーをお伝えし、練り物の美味しさをより豊かに感じていただくこと。練り物の枠にとらわれず革新的な商品づくりに積極的にチャレンジし、これからもお客様に笑顔になっていただけるような商品づくりを目指してまいります。
確かな技術